HTTPプロキシ利用下にdaab環境を構築する方法の紹介

こんにちは、チャットボットエンジニアの鍋山です。
今回は、HTTPプロキシ利用下にdaab環境を構築する方法を紹介いたします。

対応が必要な対象

  • プロキシサーバ
  • npm
  • git
  • daab

プロキシサーバ

daabはWebSocketによる通信を行います。
HTTPプロキシサーバの場合、WebSocketの対応した設定が必要です。

npm

npmとは、パッケージ管理のためのツールです。
プログラムに使用するライブラリをインストールしやすくする為のものです。

www.npmjs.com

npmをインストール後に、npm install -g daabなどとする場合に必要となります。
設定は1度だけ行えば済みます。
プロキシサーバのURLとポート番号を設定します。

npm config set proxy http://<プロキシサーバのIPもしくはURL>:<ポート番号>

もし、プロキシサーバのIPが192.168.0.1、ポート番号が8080の場合は下記のようになります。

npm config set proxy http://192.168.0.1:8080

コマンドを実行しますと、ホームディレクトリに.npmrcファイルが作成されます。
このファイルに上記で設定した情報が記述されています。

git

gitとは、ソースコードやファイルの変更履歴を記録したり管理したりする為のツールです。

Git

Git – Wikipedia

直接gitを使う必要はないですが、npmでインストールしたdaab commandline toolをご利用の際には、daab内部で利用されていますので、必須ツールとなります。

gitインストール後に設定を行います。
ホームディレクトリに.gitconfigというファイルを作成します。
既に存在する場合は設定を追記します。

.gitconfigに記述

[http]  
    proxy = http://<プロキシサーバのIPもしくはURL>:<ポート番号>  
[https]
    proxy = http://<プロキシサーバのIPもしくはURL>:<ポート番号>

プロキシサーバのIP、ポート番号を具体的に記載すると下記のようになります。

[http]
    proxy = http://192.168.0.1:8080
[https]
    proxy = http://192.168.0.1:8080

daab

daabプロジェクトディレクトリ直下に.envファイルを作成します。
既に存在する場合は設定を追記します。

f:id:nabeyama:20160225133234p:plain

.envに記述

HTTP_PROXY=http://<プロキシサーバのIPもしくはURL>:<ポート番号>

プロキシサーバのIP、ポート番号を具体的に記載すると下記のようになります。

HTTP_PROXY=http://192.168.0.1:8080

以降の新プロジェクト作成時に

下記設定は1度のみで次回より改めて設定する必要はなくなります。

  • プロキシサーバ
  • npm
  • git

daabのプロジェクト毎に設定する必要がある対象が最後に紹介した.envへの設定となります。
新プロジェクトを作成する都度、もしくはそのOSの環境設定パスにHTTP_PROXYの設定を行います。

以上、HTTPプロキシ利用下にdaab環境を構築する方法の紹介でした。

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